当連合会では、産業廃棄物の処理に携わる方々に対し、産廃処理の基礎的な知識の習得を目的とした研修会、産業廃棄物処理業を営むために必要とされる安全な処理に関する知識や技術の向上に関する研修会、スキルアップを目指す方の検定試験など、人材育成を目的にした様々なプログラムを開催しています。また、厚生労働省では、産業廃棄物処理業「職業能力評価基準」を策定しています。
この検定試験は、日頃から産業廃棄物処理に携わっている排出事業者や処理事業者の従業員の方を主な対象として、廃棄物を適正に処理する上できちんとした知識を備えた人材であることを連合会が評価するものです。合格者には合格証明書カードを発行いたします。試験範囲は、廃棄物の種類、排出事業者責任、委託契約、マニフェスト、帳簿、保管基準、処理基準等に関する法令の基礎です。
受験資格に特段の条件や制限はなく、廃棄物処理業務に携わっていない一般の方でも受験できます。
令和5年度は、令和6年2月18日(日曜日)に実施を予定しています。
なお、受験申込の受付けは12月1日から開始します。
検定試験に向けての教材として、下記の「産業廃棄物処理実務者研修会 -eラーニング-」および「産業廃棄物処理実務者研修会テキスト」をご利用ください。
この研修会は、「廃棄物処理法を正しく理解し、産業廃棄物処理の基礎を学ぶ」ことを目的としています。
カリキュラムの内容は、産業廃棄物の処理会社にお勤めで、排出事業者様から産業廃棄物を受け取られたり、マニフェストを扱っている方や会社の環境部門等にお勤めで、廃棄物を管理していらっしゃる方などの実務で必要となる知識として、産業廃棄物処理の基礎、委託契約、マニフェスト(産業廃棄物管理票)、帳簿について学びます。ただ動画を視聴するだけではなく音声付スライド講義の後で、簡単なテストや、復習など自分のペースに合わせて学習できる個人学習のeラーニングです。
令和6年2月18日(日)に開催予定の令和5年度産業廃棄物処理検定(廃棄物処理法基礎)を受験される方はこの研修会の受講をおすすめします。
開講期間
第1期: 5月・第2期: 6月・第3期: 7月
第4期:10月・第5期:11月・第6期:12月
第1期の受講申込は4月3日から開始します。
なお、研修会で用いている令和5年度版テキストは4月3日から別途販売します。
産業廃棄物を処理する上で必要な、基本的な項目をコンパクトにまとめたほか、「ポイント」や「コラム」欄を設けて、読みやすい冊子となっています。
是非、ご活用ください。
産業廃棄物の処理現場で従事している方を対象に、処理現場に係る「法令」、「安全衛生」、「作業工程管理」、「留意点等」について、短期間で習得できるカリキュラムを編成し「収集運搬現場業務」、「中間処理現場業務」、「最終処分現場業務」の3つのコースを用意しました。
なお、従来の「廃棄物処理法基礎コース」は、上記の「産業廃棄物処理 実務者研修会 -eラーニング-」に統合いたしました。産業廃棄物処理法について、新入社員や再度一から学び直そうという方は「産業廃棄物処理 実務者研修会 -eラーニング-」をご受講ください。
令和5年度は、第1期を8月、第2期を9月に開催します。
最終処分に関わる方を主な対象として、最終処分場を取り巻く最新の情報、最終処分場を適正に維持管理するための委託契約のあり方、維持管理のノウハウなど、最終処分の適正な運営に必要な情報を解説します。
今年度は、eラーニングを利用したオンデマンド形式により開催します。
開講期間は、11月1日から30日までの1ヶ月間です。
受講申込受付は、10月14日までです。
今年度の受付は締め切りました
厚生労働省では、「職業能力が適正に評価される社会基盤づくり」として、能力評価のいわば“ものさし”、“共通言語”となる職業能力評価基準の整備を進めています。
この基準は、求職者・労働者にとっては、①自らの能力の客観的な把握、②企業が必要とする能力の把握が可能となり、職業能力の向上に向けた取組につなげることができます。また、企業にとっては、採用すべき人材の明確化、人材育成への効果的な投資、能力に基づいた人事評価・処遇等の導入・定着に関するスタンダードとして活用することができます。
産業廃棄物処理業についても、業界の実態を踏まえた職業能力評価基準が作成されていますので、従業員に対する能力開発やキャリア形成支援の指針として、また、求人時の能力の明確化等、様々なニーズに応じて活用することが可能です。