産業廃棄物業界は、他産業と比較して労働災害が多い業界です。当連合会では平成16年度から安全衛生委員会を設置し、各都道府県産業廃棄物協会と連携を取りながら組織的に安全衛生水準の向上に取り組んでいます。
第75回全国労働衛生週間(10/1-10/7)にあたって、全国産業資源循環連合会永井会長からのメッセージ
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「産業廃棄物処理業における第3次労働災害防止計画」
産業廃棄物処理業における第3次労働災害防止計画 PDFファイル
受賞作発表!
第3次労働災害防止計画を推進するための労働安全衛生標語はこちらこちら
第3次労働災害防止計画の重点項目である「経営者の意識改革」では、経営トップが労働災害防止活動への取り組み方針を表明し、従業員に周知してください。
労働災害による死傷者数を平成24~26年実績平均に比して全ての都道府県において、20%以上減少させることを目標(第1次労働災害防止計画において意欲的な目標を設定しました。これを継続して目指します。)として、各都道府県協会と連合会が一丸となって取り組んでいます。 全ての産業廃棄物処理業者が、労働災害の撲滅、そのための労働安全対策が重要であることを認識し、それぞれが責任ある行動を取ることで、安全で健康な職場づくりを目指しています。
「産業廃棄物処理業における労働災害の発生状況」
厚生労働省の「労働災害統計」を基に「産業廃棄物処理業における労働災害の発生状況」を作成しましたので、ご活用ください。
「見直そう!安全衛生活動~従業員が朝来た時と同じ状態で帰れる職場作りを~」
業界として、安全衛生活動に対する事業場の意識を高めていくことが求められていることから、さらなる啓発を図るため、安全衛生活動に係るパンフレットを作成しました。
本パンフレットは安全衛生の重要性や安全衛生に係る基本的な取り組み、連合会で作成している支援ツール等について紹介しておりますので、ご活用ください。
産業廃棄物処理業ヒヤリハットデータベース
当連合会安全衛生委員会において、各協会において既に取り組みが進められている「ヒヤリハット事例」を集めて整理し、業界全体で共有することができる「産業廃棄物処理業ヒヤリハットデータベース」を作成しました。
本システムは「起因物」、「事故の型」、「場所」、「フリーワード」の4つの方法から検索することができます。
「ヒヤリ」または「ハット」した経験を共有することで、作業現場の安全管理に役立て、要因分析のスキル向上に活用ください。
厚生労働省では、産業廃棄物処理業における労働災害の減少を図るための基盤整備事業の一環として、平成15年に「産業廃棄物処理業におけるモデル安全衛生規程及び解説」、「安全衛生チェックリスト」を作成しました。
「産業廃棄物処理業におけるモデル安全衛生規程及び解説」は、労働安全衛生法を基本として、各事業場において安全衛生管理体制を構築するための事項および労働災害防止のために実施すべき事項を規定し、その解説を加えたものです。
また、当連合会安全衛生委員会において、従業員数、処理内容を選択するだけで、自動的に「産業廃棄物処理業におけるモデル安全衛生規程及び解説」に沿った安全衛生規程の作成を可能とするツールを作成しました。より事業場の現状に合った安全衛生規程の作成が可能となりますので、ぜひ活用下さい。
「安全衛生チェックリスト」は、各事業場の安全衛生活動への取組状況を自己診断するためのツールとして活用可能な内容となっています。
平成18年の労働安全衛生法の改正により、平成18年4月1日からリスクアセスメン トの実施が各事業場の努力義務として導入されました。また、平成26年6月の労 働安全衛生法の改正により、化学物質の使用時にリスクアセスメントを実施する ことが義務化されました(平成28年6月1日から施行)。
リスクアセスメントとは、事業者自らが職場にある危険性又は有害性を特定し、それによる労働災害の重篤度と発生する可能性を併せリスクとして見積もり、対策の優先度を決め、結果を記録する一連の方法です。リスクの除去・低減措置を予め検討・実施するといった、労働災害発生の予防的手段と位置付けられます。
厚生労働省では、これらの支援事業として、「産業廃棄物処理業におけるリスクアセスメントマニュアル」及び「リスクアセスメント推進研修用資料」を作成しました。
「産業廃棄物処理業におけるリスクアセスメントマニュアル」は、リスクアセスメントの基本的事項から各事業場で導入するための具体的手法等がまとめられており、社内の安全衛生管理者または研修会の講師育成のための資料として位置付けられます。
また、「リスクアセスメント推進研修用資料」は、社内あるいは各都道府県協会等で実施するリスクアセスメントに係る研修材料として活用可能な内容となっています。
厚生労働省が作成した「リスクアセスメントの実施支援システム」が、「職場のあんぜんサイト」に公開されておりますので、そちらも併せてご利用ください。
※職場のあんぜんサイトに移動します。
厚生労働省では、委託事業により当連合会もメンバーとなっている「未熟練労働者に対する安全衛生教育の充実・強化の推進のためのマニュアル作成検討委員会」に参画し、「未熟練労働者に対する安全衛生教育マニュアル(産業廃棄物処理業編)」を作成いたしました。 経験年数の少ない未熟練労働者は、作業に慣れておらず、危険に対する感受性も低いため、労働者全体に比べ労働災害発生率が高い状況となっております。このため、本マニュアルは中小規模事業場における雇入れ時や作業内容変更時等の安全衛生教育に役立つよう、作成されたものです。 本マニュアルは厚生労働者のホームページから閲覧・印刷することが出来ます。
※厚生労働省のサイトに移動します。
また、当連合会では未熟練労働者向けの安全衛生教育動画を作成しました。内容は、収集運搬業と処分業のいずれでも活用でき、できるだけイラストを使いながら、具体的な事例も交えて最低限知っておいてもらいたいことをまとめています。ぜひ社内での安全衛⽣教育にご活用ください。
※連合会の各種動画のページに移動します。
平成28年6月に施行された改正労働安全衛生法により、人に対する一定の危険性又は有害性が明らかになっている化学物質について、「1.譲渡又は提供する際のラベル表示」、「2.譲渡又は提供する際の安全データシート(SDS)の交付」、「3.事業場で取扱う際のリスクアセスメントの実施」の3つの対策が義務付けとなりました。これらを支援するための各種ツール等が以下の厚生労働省ホームページに掲載されておりますので、労働災害防止の取り組みにご活用ください。
※厚生労働省のサイトに移動します。