いんだすと2014年6月号 No. 320

低濃度PCB廃棄物処理の展望

2002年、変電器やコンデンサーなどの電気機器に使用された絶縁油に、ポリ塩化ビフェニル(PCB)が基準値を超えて含まれていることが発覚してから12年が経ちます。環境省は当初、それらを微量PCB汚染廃棄電気機器等として、後、PCB濃度5,000mg/kg以下の廃棄物と合わせて低濃度PCB廃棄物と位置付けました。廃棄物処理法に定められた無害化処理認定制度を用い、民間の産業廃棄物焼却施設を活用しながら処理を進めていくこととし、現在までに16事業者が認定されました。その一方で、微量PCB汚染電気機器の推定汚染量を見ると、新油使用柱上トランス約40万台を含め160万台(環境省)と膨大であり、環境省では、今後も無害化処理認定件数を増やすことで処理体制の確保を図る意向を示しています。そこで今号では、需要が高まる低濃度PCB廃棄物処理の動向を展望します。

PCB処理に係る施策と技術  
公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団技術部次長 長田 容


北九州市内におけるPCB含有機器の保有に関する調査
北九州市環境局環境監視部産業廃棄物対策室 坂嵜 代志夫


大型変圧器の微量PCB処理に適す循環洗浄方式-電力中央研究所の取り組み-
フリーライター 杉山 忠義


富山環境整備の低濃度PCB廃棄物無害化処理の取り組み
株式会社富山環境整備 取締役 分析センター長 佐伯 廣行


DOWAエコシステムの低濃度PCB廃棄物無害化処理の取り組み
エコシステム山陽株式会社 寺門 洋


杉田建材における低濃度PCB廃棄物無害化処理の取り組み-参入に向けた動向と実際- 
編集部